2024.06.17
ショールームのご紹介
本日、2025年6月11日に弊社の提携先であるウチノジムがATXの販売を発表いたしました。
ATXはドイツに本社を置く主に準業務用からホームジム製品を作製している会社で、ヨーロッパ圏のホームジム市場ではあのROGUE Fitnessと2強とされています。
本記事ではATXの商品のなかでホームジムニキが面白そう。と印象をもった商品を日本市場の競合商品と絡めていくつかご紹介させてもらいます。
今回はあくまで私が使用した使用感についてのレビューではなく商品のポジションとしてのレビューになりますのでご注意ください。
目次
まずATXなんですが、ヨーロッパの方でけっこうシェアのあるパワーリフティングの公認品を作っているメーカーなんですよね。ちょうど今年ドイツで行われている世界大会のアップ上ではこれが使用されていて話題になりましたね。
いくつか特筆すべき点があります。
①中国製造のため安価(公認品国内最安値)
公認品で30万円を下回る価格は非常に高コスパに感じます。
あの「激安の殿堂」とのこと武器屋さんでも通常販売品が319,000円なのでその安さが伺えます。
②ベンチ台にローラーが付いている&持ち手が付いているため、ベンチの取り外しが楽(公認品だと唯一)
コンボラックなのでベンチを付け外ししてスクワットラックとベンチ台の状態を換装する必要があり、通常の商品はベンチを持ち上げて「よいしょよいしょ」と運ぶ必要があります。
ですがドイツの世界大会でこの製品に実際に触れた方曰く、機構の工夫にてそれが非常にスムーズとのことです。
③シートが硬い
ドイツの世界大会に行かれた方が言うにはコンクリートかと思ったらしいです。
既存の製品だとELEIKOのPURシートに近いとのことです。
③についてはほぼデメリットですが、①②については日本市場においては非常に面白い商品かと思いました。通常の商品のベンチのシートなどと交換可能であれば覇権もあるかもしれません。
これ一台でバーベルのフラットベンチ、インクラインベンチ、デクラインベンチ、ショルダープレスが可能なラックとベンチが一体型の製品です。私の知る限りは日本市場にはないタイプの商品ですね。
言ってしまえばパワーラックとアジャタブルベンチで同じようなことができるのですが、こちらはポジションが毎回同じになるのでストレスが少なそうです。
大きめのジムだとインクライン用のベンチプレスの専用台を入れたりもしますが、汎用性から優先度は低めなので、この商品がそこのポジションの上位互換として導入されていきそうな予感があります。
あとしれっとレッグエクステンション/レッグカールアタッチメントやバイセップスカールマシンアタッチメント、ペックフライアタッチメントを取り付け可能です。汎用性の鬼ですね。
遂に日本市場にも買いやすい価格帯のケーブルタイプのベルトスクワットがきましたね。
ホームジムのベルトスクワットについてはアームタイプのものがコンパクトで導入されやすい傾向にあったのですが、アームタイプでコンパクトになると構造的に軌道が前に振りやすい(具体的にはボトムで前に引っ張られる&負荷抜けやすい)という弱点を抱えていました。
こちらの商品は幅120cm×奥行き138cmというサイズ感でケーブルタイプのベルトスクワットが導入できるので非常に面白い商品かと思います。
ちなみにケーブルタイプのベルトスクワットの王道といえばROGUE モンスター ライノ ベルトスクワットですが、こちらのとの相違点はROGUEの方が若干デカい(約153cm×125cm) 、金額が高い、頑丈って感じです
特に耐久性の面についてはATXの耐荷重が250kgということなので、商業施設ではROGUEの方が良さそうな雰囲気があります。
ちなみに頑丈なベルトスクワットが必要な人はアームタイプであればATXにも以下の商品があります。アームが長いのでホームジム向け製品にありがちな軌道の振りはなさそうです。
ATXのハイエンドケーブルタワーでラットプルダウン、ローイング、プレスダウン、アームカールなどに利用可能。
日本市場の商品でいうとREP FITNESSのAdonisをシンプルにした雰囲気の商品で一般的なケーブルタワーよりは汎用性が高いっていうイメージ。
ちなみにローイング用にシートが可変するので、地面に座りたくないって人にとっては待望の仕様の商品。
パワーリフティング用プレートの塗装が削れる問題を克服した商品。
パワーリフティング用プレートは鉄に直接塗料を塗っているので、穴部分は通常仕様で100%塗装が剥がれるし、角なんかもしれないうちに剝がれてきたりするので、そこの塗装がはがれやすい部分を摩耗耐性が強いクロムにしている。
長期間いい見栄えで使用したいホームジム勢とかにはいいかと思う。
あとしれっとオールクロム仕様やブラック仕様もある。
(ただクロムメッキの耐摩耗性は摩擦の少なさからくるので、もしかしたら滑りやすい可能性があるので注意)
以上、簡単ですが個人的なATXの面白商品ピックアップでした。
使用感についてはこれからレビューが出てくるかと思うので、今後のメーカーの位置付けが非常に楽しみです。
また今回ピックアップしていない商品についても面白い商品はたくさんありますので皆さんチェックしてみてください。
もし気になる商品がある方は、忖度なく既存の製品と比較して良い面、悪い面をばっちりお伝えさせてもらいますので、お気軽にご相談ください。